忘備録2
鉄の骨 池井戸潤
社会人になって知る自分の力ではどうすることもできない「大きななにか」
それに縛られることが嫌で嫌で、知らずうちに全力で反発して、疲弊していった20代。
それに流されることをまた良しとしつつあった今。
そんな流される自分がガツンと拳骨を喰らわされた一冊。
遅くはない。今出会えて良かった。
幻坂 有栖川有栖
妖をモチーフにした本は好きなのだが、いかんせん読みにくく、ちっとも内容が頭に入ってこなかった。
大阪の地形が馴染みがないせいか、とも思ったが、私の想像力が至らない結果だろう。
この作者の作品については、今度からは中身を少し味見して選ぶことにしよう。
ナミヤ雑貨店の奇蹟 東野圭吾
依然から気になっていたのだが、なんとなく作品の感じが掴める気がして敬遠していた。
ギスギスしていた心が癒される物語だが、再び手に取るか?と言われればそういうものではない。
本が好きな比較的若い学生さんにオススメかもしれない。
月神祭 夢枕獏
ぞわっとする気持ちの悪さ、妖艶さ、不気味さ、そして神々しさ。
描写から想像したくない絵面がありありと浮かび、気持ちが悪いのに引き込まれ、呑まれてゆく。
作家贔屓はご容赦いただき、やはり、やはり期待を裏切らない世界がココにもあることに、安心感と悦びを覚える。
人はいつでも人でありながら「バケモノ」である。
どの作品にも必ず潜む「呪」が、やはりいつも私の心を捉え離さないのだ。
改心とまではいかぬとも
お気に入りの読書スポット。
ゆっくり大好きな場所で
穏やかな時間を過ごすと
考えも次第に柔らかくなる。
違うから楽しいんじゃないか?
いらりはたくさんあるけれど、
いらりを飲み込まず
いらりをかわして
歩んでゆければ
いいのかなぁ…(^^;;
風邪もようやく落ち着いて
週明けからは
バリバリ(?)いけるかな。
さくらサクラ
心癒された休日だったのに
即効イライラ。
原因はほんの些細なこと。
雑用を「雑」に
片付けたことが
許せなかった。
そんな奴が偉そうに仕事するなよ、と。
1番偉そうなのは
そう思っているこの私。
あーあ
美味しいはずの日本酒が
泣いてるよ…